gikoha’s blog

個人的メモがわり

大動脈弁の圧較差

  • 通常ASのPGはpeak to peakと、mean PGを測定するが、通常手術適応は mean PG>30を目標としている。ただ、peak(to peak) PG<mean PGとなることがあり、これが外科の先生として納得できづらいところがあったらしい。
  • ただ、ASの場合はすぐA弁が開かないので、左室の圧の立ち上がりに比べてAoのpeak PGとなる時が遅れ、心電図同期で記録した場合この遅れがLV圧とAo圧との差の面積を広げ、mean PGを増大させることになると思う。極端な話、LV圧が立ち上がってもまったくAVが開いていなければその瞬間のmean PG=LV peak PGとなると考えられる。だからpeak PG<mean PGは妥当と考える。