今日Afワーファリン外来患者が鼻出血で出血性ショックにて来院
輸血を必要としK2でリバースして一応入院
聞くとグルコサミンを飲み始めたとのこと
「EFSAがクマリン抗凝固剤 (特にワルファリン) 服用患者におけるグルコサミン併用の安全性に関して声明を公表」（リンク）
1. クマリン抗凝固剤 (特にワルファリン) を処方されている一部の患者において、グルコサミンの摂取開始に伴い血液凝固を示す国際標準比 (INR) が上昇 (出血傾向を示唆) した症例報告が40例以上収集されている。
2. ほとんどの症例においてINRの上昇は無症状であったが、種々の器官で出血を認めた症例もあり、1例では植物状態となった。
3. 大部分の症例において、グルコサミンの摂取中止によりINRが正常値に下がり始めたことからも、グルコサミンとクマリン系抗凝固剤の相互作用の因果関係が強く示唆される。
4. グルコサミンとクマリン系抗凝固剤の相互作用の機序や、グルコサミン摂取量とINRへの影響の用量反応関係やリスクレベルを明確にするには、症例報告ではデータが十分でない。
グルコサミンあぶねえ！
